1.駆動系パーツの調達
インホイールモーター(ブラシレス)、モーターコントローラー、バッテリーチャージャー、DC/DCコンバーター等は海外から調達しました。 |
2.駆動系の実験
簡単なベンチを作り、モーターやモーターコントローラーを接続して基本的な動きや、フィーリングを確認しながら
車両の設計を進めます。 |
3.シャーシー
製作したシャシーにパーツを組み込んで行きます。 弊社の経験では多くの手作りEVが、加速時や登坂時のモーターコントローラのエラーに悩まされていますが、 原因は電源配線の抵抗です。 例えば0.05Ωの抵抗値なら、瞬間でも100A流れれば5Vの電圧降下を起こしますので太い線材は必須です。 |
4.制御系の試作制御系の試作は、さまざまな可能性に配慮して、できるだけ多くの入出力機能を設けました。 速度信号によるフロントアクスル傾斜機構の制御、 スピード・電圧・電流・温度監視などのメーター系の処理が主になっています。 メーター部には自由度の高いデジタル表示に加えて、大型の指針式スピードメーターも設けました。 指針はサーボモーターで動かしています。 歩行者の安全に配慮し、低速走行時はスピードに応じて変化する疑似エンジン音を発します。 |
5.初走行
初走行は驚くほどスムーズ。3kwのインホイールモーターはトルクフルで70km/h以上までストレス無く一気に加速します。 |
6.ボディ製作
ボディカバーやカウリングは、実車に合わせて専門家に手作りしていただきました。 |
7.テスト走行
公道走行の為のナンバー取得を目指し、会社の駐車場をクローズして走行試験を行いました。 |
8.ナンバー取得
無事にナンバーが交付されました(250cc中型クラス)。 |
開発者:株式会社ナガオカ製作所 |